リハビリパンツの実体験記

私のリハビリパンツの実体験記

〜リハビリパンツの使⽤実体験&脱ぎやすさ〜
2021年4月

ある⽇突然に、⾎管性の病気が発症し、救命救急の⼊院となった時意識は有るも、絶対安静で、⼿⾜は動くも、トイレでの排泄がいけなくなった時、看護師さんは、「オムツがしてありますから、安⼼してオシッコをして下さい・・・」と⾔われ、オムツに排尿しようとするも、私の⼼のどこかで・・・カバーから尿漏れしないかしら?等様々な思いが邪魔をして、どうしてもオムツには排尿が出来ませんでした。
⽇々オムツの研究をしていて、⾼齢の利⽤者様の中には、「オムツに排尿等が出来ない!」と⾔われる⽅に時々遭遇しておりましたが、不思議で、理解できませんでしたが、その様な事もあるのが判りました。正にその状況に⾃分⾃⾝が・・・。看護師さんが「差し込み便器」を持ってこられましたが、排尿できませんでした。
さして、尿がしたいわけでないので、「したくなったら出るわ・・・」程度に考えて半⽇以上〜1 ⽇位、時間が経ちお腹が痛くなっても便器にも排尿出来ず、とうとう「お腹が痛いから導尿して下さい」とお願いして、何と 1,500ccの排尿、次の⽇も同じくオムツには、排尿する事が出来ず、導尿 1,400cc。このような状況で、バルーンカテーテル留置で2週間!!
絶対安静から解放されて、歩⾏訓練が始まり、幸いにもトイレに⾏けるようになりカテーテル留置中⽌となりました。
私なりに、いきなり布の下着より、リハビリパンツと考えて「リハビリパンツ」使⽤しました。
2 週間の絶体安静での状況変化は、5 キロ減量で、筋⼒がかなり低下等々・・・。
⾜のみならず、⼿の筋⼒も低下・・・。⼿の筋⼒までとは、想定外でした。
80〜90 代の⾼齢者の⽅が、同じ状況を想定すると、私以上の問題が⽣じるのだろうと、容易に考えられました。
「リハビリパンツ」の使⽤して感じた事は、想像外の事が、3 点ありました。

第1関⾨「リハビリパンツ」を下す⼒が弱り時間が掛かる事。
第 2 関⾨は「リハビリパンツ」を下す間(数秒間)の ⽴位の体⼒維持が⼤変で、膝付近まで「リハビリパンツ」を 下す為に数回⽴ったり座ったりして、やっと膝付近まで下す事に成功。
第 3 関⾨は、「リハビリパンツ」が1,2の動作を数回する事で(?)
腰部の汗で、更に「リハビリパンツ」が、⽪膚に密着して、⼤変 下しずらい状況になりました。
幸い排泄意は保てていましたので、翌⽇から、布製の下着に切り替えました。
残念ながらリハビリパンツへの汚染状況の体験はなしですが・・・・。
汚染経験があれば、もっと沢⼭の気付きがあったかも??・・・・。
リハビリ訓練期間中やはり、体⼒低下・筋⼒低下が顕著でした。
リハビリパンツの第⼀関⾨、第 2 関⾨の問題が、そこには存在していることを、理解出来ました。
⽇頃、排泄アセスメント時に、「どうして、この⽅のリハビリパンツが汚染する理由は?」と職員に問うと、利⽤者様の「リハビリパンツの後ろ腰部汚染」を時々、職員から聞いていましたが、そのメカニズムが実体験で判りました。
私が今回の⼊院⽣活で学んだ事は、貴重なリハビリパンツ着⽤の経験からご利⽤者様が⾔われている事が、なるほど・・・と実感できました。理解できない事柄も、深く考える事が⼤切だと⾔う事。
実体験でも、若い年齢の⼈の実体験では、違う事を学びました。
⾼齢者と同じ状況でないと、判らない事が沢⼭です。
謙虚に、話をうかがうことが⼤切と学びました。
⾝体の仕組みでは、学校で学んだ事に⼀致しないことが、ほんの少しの⽼化で起こっている事も有ると実感しました。
 

リハビリパンツ⼤は⼩を兼ねるが、⼩は⼤を兼ねる⁈

リハビリ訓練を受けている期間中トイレに⾏った時ひらめきました。
「そのひらめき★!!!」とは、リハビリパンツ後⽅腰部が、⾜及び⼿腕の筋⼒不⾜で、膝付近まで完全に下ろしきれない状況なので、
リハビリパンツ後⽅部の位置
「リハビリパンツ後⽅腰部を 5 ㎝縦に切れ⽬を⼊れる」=完全に下ろしきれない状況でも、トイレに座れば、リハビリパンツ後⽅腰部の切れ⽬は広がって、排尿時リハビリパンツ腰部後⽅汚染が減少するのでは・・・ワクワクして来ました。退院後、早速その対象者の⽅を考えました。トイレまたはポータブルトイレで、排泄動作を⾃分でされる⽅は、⾼齢者にも居られますが、私が選定したのは、モニタリングが確実な⽚⿇痺の⽅にしました。
『下ろしやすくなったよ〜』
⼤成功!!! しかし、「リハビリパンツ」の上げ下ろしの問題だけでは・・次にズボンの問題が、同じ発想で、ズボンも腰部後⽅を 5 ㎝位切り込みをして、腰部のゴム部分のテンションをほん僅か強くしました。これで、リハビリパンツとズボンが⼀体的に便座に座れば広がりました。スタイル的には後部スタイルは、ズボンの上に上着で覆えば OK!
⽇常の動きには影響しない程度なので、ズボンが下がる等の問題なく問題クリアー。
話は違いますが、リハビリパンツのサイズが合わない⼩さめな商品を買ってしまい・・・きつかったりしたら、次回からは⼤き⽬なサイズ購⼊をするにしても、⼩さいサイズの有効利⽤として、後部のゴム部分を縦に3〜5 ㎝切り込みを⼊れる。これで、「⼩は⼤を兼ねる」有効利⽤が出来ます。注意切り込み過ぎない様に!!!
「⼤は⼩を兼ねる」は、普通に使っていますが・・・・
発想を変えて「⼩は⼤を兼ねる」も可能ですよね〜!!!